外壁ロープ打診調査による外壁調査とは
建物が竣工してからしばらく経過すると、さまざまな不具合が生じてきます。
壁のクラックや雨漏り、設備機器の水漏れや漏電など、当初は想定していなかったことも起こります。
不具合だけで済まずに、建物利用者や周辺住民への危害に及ぶことも無くはありません。
こうしたことを防ぐために建築基準法が改正され、建物所有者は定期的な点検をする義務を負うことになりました。
具体的には、建物の外壁ならば10年に1回、構造や状態ならば3年に1回、建築設備であるならば毎年実施することになります。
外壁劣化診断は従来から建物周辺に外部足場を組んで、建築士の資格を持つ者が打診や目視や触診で調査をしてきました。
外部足場は非常にコストがかさむ上に、設置期間も長期にわたります。
こうした状況を打開するために、外壁ロープ打診調査が提唱されました。
この工法は、専門の調査員が屋上から垂らしたロープによって外壁打診調査や状況調査を行うものです。
作業はとても短期間で行うことができる上に、足場にかかる費用も不要になります。
一般財団法人日本耐震診断協会は、この工法を提唱し実証している協会です。
専門の調査員が迅速かつ確実に外壁調査を行います。